新生児敗血症(早発型敗血症/遅発型敗血症)<子どもの病気>の症状の現れ方


(1)早発型敗血症
 ショック、チアノーゼ、呼吸障害など、急激な経過をたどります。

(2)遅発型敗血症
 「何となくおかしい」(表1)など、早発型に比べればゆっくりと発症します。

新生児敗血症(早発型敗血症/遅発型敗血症)<子どもの病気>の診断と治療の方法

(1)抗生剤の投与
 アンピシリン(ビクシリン)、ゲンタマイシン(ゲンタシン)、フロモキセフ(フルマリン)、セフォタキシム(クラフォラン、セフォタックス)、セフタジジム(モダシン)、テイコプラニン(タゴシッド)、アルベカシン(ハベカシン)、バンコマイシンなど原因菌により異なります。
(2)免疫グロブリンの投与
 成熟児は十分な量の免疫グロブリンを母親からもらって生まれてきますが、早く生まれるほど不足しがちなため、補充により好中球貪食能(こうちゅうきゅうどんしょくのう)などの不十分な免疫能を補う可能性があります。しかし、投与後の死亡率には差がないという報告も多く、一律に用いることはできません。
(3)顆粒球(かりゅうきゅう)コロニー形成刺激因子の投与
 好中球(細菌を倒す白血球)の前段階にある細胞を好中球へ変化・増殖させる因子を顆粒球コロニー形成刺激因子といいます。これを用いることにより、好中球減少時のサポートが期待されます。しかし、効果が一律ではないことと、副作用などについての考慮が必要です。
(4)合併症としての出血傾向(播種性血管内凝固(はしゅせいけっかんないぎょうこ)症候群という病気)の治療
(5)新鮮凍結血漿(けっしょう)やドーパミン・ドブタミンなどによる抗ショック療法
(6)血糖、電解質異常、アシドーシスの補正
(7)呼吸障害に対するサポート
(8)けいれんなどの神経症状に対する治療
(9)菌や毒素、炎症を引き起こす物質(サイトカイン)の除去を目的とする交換輸血、および顆粒球輸血、血漿交換など