脳変性疾患<子どもの病気>の症状の現れ方

 病気によって異なりますが、多くは今まで可能だったことが次第にできなくなってくる(たとえば、歩行ができなくなる、言葉が出なくなる、視力が急に落ちる、音に対する反応が鈍(にぶ)くなる、尿や便をもらすようになるなど)ことを主症状としますが、単に運動や言葉の発達が止まる場合もあります。そのほかに、運動の異常(ふらつくようになる、手足の動きがぎこちなくなる、けいれん発作が現れる)、感覚の異常(感覚が鈍くなる)、コミュニケーションの異常(視線が合わなくなる、うとうとしている)などがあります。

脳変性疾患<子どもの病気>の診断と治療の方法

 現在の医学では変性を完全に止めることは難しく、特異的な治療法については多くは研究中の段階にあります。
 したがって治療は(病気によって異なりますが)、変性が進行するのを少しでも抑えるために、多くは、(1)薬物療法、(2)理学療法が行われます。(1)は変性の原因になる物質があればその除去、不足している物質があればその補充などです。(2)は変性による身体機能の障害の進行を防ぐためのもので、主にリハビリテーション部門において、精神と運動発達の援助や日常生活におけるアドバイスなどが行われます。