脳性麻痺<子どもの病気>の症状の現れ方

 多くは、出生後の定期的な乳幼児健康診断時に、運動発達の異常で発見されます。主な症状として、(1)運動発達の遅れ、(2)異常な運動と姿勢、(3)胸郭(きょうかく)が変形して関節が硬くなる(拘縮(こうしゅく))などがあります。生後6カ月ころまでは、首の座りが遅い、反り返りが極端に強い、哺乳が極端に下手であるなどの症状で始まり、それ以降になると、興奮・緊張時に異常な姿勢をとる、手足が動きにくく突っ張る、消えるべき反射が残っている、「はいはい」やつかまり立ちができないなどに続きます。学童期に入ると、二次的障害として脊柱(せきちゅう)の側弯(そくわん)、関節が固くなり動きが制限されることが認められたりします。

脳性麻痺<子どもの病気>の診断と治療の方法

 現在の医学では病気を完全に治す(まったく障害がない状態にする)ことはできません。
 したがって治療は、障害があっても姿勢・運動、摂食、発語などをうまくコントロールしていけるように治療、訓練を受けることが中心になります。医師の診察で麻痺のタイプと程度および発達の程度を評価して、それに合った治療と訓練の目標を決めます。治療には、(1)薬物療法、(2)手術療法があり、(1)は筋肉の緊張を和らげる薬の内服、(2)は足の変形を治し、筋肉の緊張を和らげるための手術が行われます。
 訓練には、(3)理学療法、(4)作業療法があります。(3)は主に移動する機能の向上と筋肉の緊張の緩和、(4)は手を使った日常動作を向上させるために行われます。(1)は小児科、(2)は整形外科、(3)(4)はリハビリテーション科で主に行います。