熱性けいれん<子どもの病気>の症状の現れ方

 発熱後24時間以内にけいれんを引き起こすことがほとんどです。多くは意識消失とともに全身をつっぱり(強直(きょうちょく))、そのあとに四肢を震わせる(間代(かんたい))けいれん(全般性強直間代型)が数分間みられます。しかし、体の一部分にのみみられるけいれん(部分発作型)の場合もあります。
 けいれんは通常数分間で止まり、決して危険なものではありませんが、まれに15分以上持続する場合(けいれん重積)や1日に2回以上繰り返す場合(けいれん群発)は注意が必要で、入院することも必要となります。
 熱性けいれんのほとんどは生涯を通じて1回のみのことが多いのですが、再発することも30%程度みられ、3回以上繰り返しみられることも10%前後あります。

熱性けいれん<子どもの病気>の診断と治療の方法

 けいれんがみられた場合には呼吸がしやすいように横に寝かせ、吐物を気道に詰まらせないように注意します。また落ち着いて、けいれんのかたちや時間を観察すること、その場を離れないことも大切です。
 けいれんの回数が多い場合やけいれん重積がみられた場合には、再発予防のために抗けいれん薬の使用が必要となります。発熱時にのみ予防する方法としては、37・5℃以上の発熱がみられたらジアゼパム坐薬(ダイアップ)を使用し、8時間後にも発熱が続く場合には再度ジアゼパム坐薬を使用します。
 副作用として一過性のふらつきがみられることがあります。このジアゼパム坐薬の応急投与によって、熱性けいれんの再発率は約3分の1に減少することが期待されます。
 また、場合によってはフェノバルビタールやバルプロ酸ナトリウムなど抗てんかん薬の連日持続内服も行われます。