大動脈肺動脈中隔欠損<子どもの病気>の症状の現れ方

 通常、欠けた穴(欠損孔(けっそんこう))を介して大動脈から肺動脈へと血液が流れるため、肺の血流が増加します。欠損孔が大きく多量の血液が肺に流れると、生後数週間から数カ月で呼吸が速くなったり、哺乳困難、体重増加不良などの心不全症状が現れたりします。気管支炎肺炎を繰り返す人もいます。
 数カ月〜数年の経過をへて、肺そのものの障害が強くなってしまう(高度の肺高血圧)と、肺動脈から大動脈へと逆の流れが生じるため、静脈血が全身にまわりチアノーゼ(皮膚や粘膜が紫色になること)が出現します。息切れや呼吸困難の症状も強くなります。他の心奇形を合併した人は、より進行が早く重症となる可能性があります。なお、欠損孔が小さい人はほとんど症状がない場合もあります。

大動脈肺動脈中隔欠損<子どもの病気>の診断と治療の方法

 心不全症状がある場合、まず利尿薬や強心薬で対応しますが、基本的には穴をふさぐ手術が必要です。