大動脈弁閉鎖不全症<子どもの病気>の症状の現れ方

 他の心奇形を伴っていない場合は、乳児検診、学校検診などで心雑音で発見される場合がほとんどです。進行すると活動時の息切れや動悸(どうき)、さらに進行すると呼吸不全や胸痛などを生じます。

大動脈弁閉鎖不全症<子どもの病気>の診断と治療の方法

 内科的治療としては、利尿薬、血管拡張薬の投与、水分制限などが行われます。内科的治療でも自覚症状が軽減しない場合や心機能の低下がみられる場合には、外科的治療が行われます。
 外科的治療は人工弁置換術(ちかんじゅつ)が一般的ですが、人工弁は成長が期待できないことと血栓などによる弁の機能不全が生じることがあり、複数回の手術や抗凝固(こうぎょうこ)療法が必要になるなどの問題点があります。近年、自己の肺動脈弁を大動脈弁として用いる手術(ロス手術)も行われていますが、長期的予後などまだ不明な点も残されています。