ウイルス性急性胃腸炎(冬季下痢症)<子どもの病気>の症状の現れ方

 突然の嘔吐から始まることが多く、1〜2日ほど続きます。その後、通常は血液を含まない水様性の酸臭を帯びた便の下痢が、多い時は1日10回以上続きます。時に便は、淡黄あるいは白色となります。
 その間、水分摂取ができない場合は急速に脱水が進みます。排尿の回数が減り、口腔粘膜や皮膚が乾燥したり、大泉門(だいせんもん)(乳児の場合)や眼窩(がんか)が陥没してきます。また、不機嫌になり活気がなくなってきます。重症になると、意識障害を伴うため注意が必要です。

ウイルス性急性胃腸炎(冬季下痢症)<子どもの病気>の診断と治療の方法

 治療のポイントは、脱水のコントロールにあります。水分補給をこまめに行います。この病気が流行している場合は、嘔吐を認めた時点で、吐き気止めのナウゼリン坐薬を使用します。
 早期に吐き気のコントロールができれば、水分摂取が可能になって脱水の心配は少なくなります。嘔吐が続き、水分摂取が不可能な場合は点滴を行い、脱水の治療をします。
 便の回数が1日10回以内であれば、母乳は継続して与え、人工乳の場合も薄めずに健康な時と同様に与えてかまいません。おかゆや軟らかめの米飯などの離乳食は、いつもの半量程度を与えるようにしましょう。