外鼠径ヘルニア<子どもの病気>の症状の現れ方

 患児の多くは、鼠径部が腫大したことから、父母や祖父母がヘルニア(脱腸)を疑い受診します。家族内の発生頻度が高く、遺伝性があります。視診、触診で確定診断ができます。乳児期の初発症状としては浅い眠り、いらだち、不機嫌などがあり、年長児は陰嚢(いんのう)、鼠径部の痛みを訴えることが多いので発見は容易です。

外鼠径ヘルニア<子どもの病気>の診断と治療の方法

 確定診断がつき次第、全身麻酔下で手術をします。手術時間は約15〜20分間で、ヘルニア嚢を高位で二重結紮(けっさつ)し切除します。保存的治療は行いません。発症が3カ月齢以下では、手術待機中にヘルニア嵌頓(かんとん)(腸管がヘルニア嚢内に陥入し、腸管血行障害を起こす。放置すると壊死(えし)が起こる)を起こしやすいので注意します。合併症がなければ、予後は良好です。