先天性内反足とはどんな病気か



 片足または両足が出生時、すでに固く内反した(内側に反った)状態で、内転、尖足(せんそく)の変形も加わっています(図28)。他の病気(神経筋疾患や骨系統疾患など)に伴う内反足は、通常、除外されます。先天性内反足は出生1000〜2000人に1人の頻度でみられます。

原因は何か

 原因として多くの遺伝的因子が関与していると推定されますが、骨、筋、靭帯(じんたい)、関節のどこに本質的異常があるのかはわかっていません。

症状の現れ方

 美容上の問題のみでなく、放置すると跛行(はこう)(片足が正常に動かず、引きずるように歩くこと)、疼痛、骨折など機能上の障害を生じます。

検査と診断

 まず足を矯正(きょうせい)位にしてX線撮影を行い、足の骨の位置関係を調べます。

検査と診断

 出生後できるだけ早く治療を開始します。初期治療として、多くの場合、矯正ギプスが用いられます。この場合、整形外科専門医が手で骨の配列を矯正し、この矯正位を保つよう、膝上から足先までギプスを巻きます。乳児期から幼児期にかけての治療は重症度により異なり、症例によって装具療法(デニス・ブラウン装具など)や手術(種々の軟部組織開離術)が使い分けられます。手による矯正のみで手術なしに治癒する症例は15%ほどといわれます。

先天性内反足に気づいたらどうする

 小児の整形外科専門医の診察を受けます。