血友病性関節症<子どもの病気>の症状の現れ方

 初期には、関節の疼痛、腫脹(しゅちょう)、熱感などがあっても、凝固因子を静脈注射すると、出血はすぐに止まります。しかし出血を繰り返すうちに関節滑膜(かつまく)が肥厚・増殖し、軽微な外傷でも出血を生じやすくなります。さらに進行すると関節軟骨が破壊され、関節の変形・拘縮(こうしゅく)から、時には強直(きょうちょく)にまで至ります。

血友病性関節症<子どもの病気>の診断と治療の方法

 治療の基本は、関節内出血の早期に凝固因子を静脈注射により補充することです。出血の頻度を減らすため、予防的に凝固因子を補充したり、装具を装用する方法もあります。滑膜の増殖期に滑膜切除術、末期の関節症に対し人工関節置換術(ちかんじゅつ)などの手術が行われることもあります。ヒアルロン酸の関節内注入も有効とされています。