好中球減少症<子どもの病気>の症状の現れ方

 繰り返す発熱、口内炎や口腔内潰瘍(こうくうないかいよう)、皮膚感染症などで疑われます。

好中球減少症<子どもの病気>の診断と治療の方法


(1)感染症の予防と治療
 イソジン含嗽(がんそう)(うがい)や皮膚の清潔を保ち、感染の予防を心がけます。一部の疾患ではST合剤(バクタ、バクトラミン)の定期的な内服が有効です。感染症を起こした場合には、早期に、適切な抗生剤の投与が必要になります。

(2)顆粒球(かりゅうきゅう)コロニー刺激因子(G‐CSF)
 先天性好中球減少症に対してはG‐CSF製剤投与の有効性が確認されています。しかし、G‐CSF投与によると考えられる二次性骨髄異形成(こつずいいけいせい)症候群や急性骨髄性白血病が約10%の症例に発症したという報告があり、注意深く経過観察する必要があります。

(3)造血幹細胞移植
 先天性好中球減少症で、G‐CSF投与に反応せず重症の感染症を繰り返す場合や、骨髄異形成症候群を発症した場合には、根治療法として造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)移植も選択肢のひとつになります。