特発性血小板減少性紫斑病<子どもの病気>の症状の現れ方

 大小さまざまな皮膚の出血斑が、四肢をはじめ顔面や体にもみられます。痛みやかゆみは一般的には伴いません。血小板の数がより低値の場合は、鼻粘膜や口腔内粘膜からの粘膜出血斑がみられます。最も危険な合併症である頭蓋内出血の頻度は急性ITPの0・5%とまれですが、その40%は4週以内の病初期に発症し、血小板の数も1万μl未満の例がほとんどです。

特発性血小板減少性紫斑病<子どもの病気>の診断と治療の方法

 小児急性ITPの多くは6カ月以内に治る予後良好な疾患ですが、出血症状が強く血小板数が1万μl未満の時にはすみやかに3万μl以上まで血小板数を上昇させることが必要です。

(1)免疫グロブリン大量療法
 すみやかに止血安全域まで血小板数を上昇させたい場合には第一選択となります。従来は400mgkgを5日間投与されていましたが、最近では1gkgの投与も同様な治療効果があるとされ、行われています。

(2)ステロイド薬
 (1)の治療が行えない時などは、プレドニゾロンやメチルプレドニゾロンの投与が行われます。
 また発症後1年以上経過した慢性のITPで出血症状のため生活に支障を来している場合や、(1)や(2)の治療が日常的に必要な場合で5歳以上であれば、脾臓の摘出が考慮されます。