慢性活動性EBウイルス感染症<子どもの病気>の症状の現れ方

 何カ月も続く発熱、リンパ節・肝臓・脾臓のはれ、発疹、蚊アレルギー、肺炎、慢性(活動性)肝炎、慢性・反復性下痢などが高頻度にみられます。合併症には死に至るものが多く、心筋炎、心内・外膜炎、冠動脈瘤(かんどうみゃくりゅう)、肝硬変(かんこうへん)・肝不全、腎炎、脳炎などがあります。また、さまざまな悪性リンパ腫、横紋筋腫瘍(おうもんきんしゅよう)など多種多様な悪性腫瘍を合併します。

慢性活動性EBウイルス感染症<子どもの病気>の診断と治療の方法

 確立された治療法はなく、免疫療法、悪性リンパ腫に準じた抗がん剤の多剤併用療法、抗ウイルス療法などが試みられてきました。これらの治療はある程度有効ですが、その効果は一時的で、完治には至りません。造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)移植(骨髄(こつずい)移植や末梢血(まっしょうけつ)幹細胞移植)が唯一治癒可能な治療法ですが、成功率は約50〜70%と低く、これからの研究課題です。数年の間に約半数が死亡する予後の悪い病気(図50)で、進行してからの移植では成功率が低くなるので、診断がつき次第、移植を前提とした治療が検討されます。