水痘(みずぼうそう)、帯状疱疹<子どもの病気>の症状の現れ方


(1)水痘(みずぼうそう)
 突然38〜39℃の発熱があり、半日〜1日くらい遅れて発疹が現れます。発疹はかゆみを伴う丘疹(きゅうしん)で、紅斑で始まり、2〜3日のうちに水疱、膿疱(のうほう)、痂皮(かひ)(かさぶた)の順に急速に進行します。発疹は体幹に多く、四肢には少なく、頭髪部にも現れることと、同時期に新旧・大小不同の発疹が混在するのが特徴です。口内炎角膜潰瘍(かくまくかいよう)をつくることもあります。成人の水痘は重症になりやすく、肺炎を合併します。

(2)帯状疱疹
 水痘の2分の1〜4分の1程度の大きさの小水疱を伴う丘疹が、背、胸、腹、四肢、あるいは顔などの片側に帯状に集まって出ます。成人では発疹の部位に痛みを伴うことが多いのですが、小児では一般に痛みがありません。白血病などの治療中や免疫不全があると水疱が大きく重症になり、水痘と同様、全身性に出現することもあります。

水痘(みずぼうそう)、帯状疱疹<子どもの病気>の診断と治療の方法

 水痘は自然に治る病気ですが、抗ウイルス薬(アシクロビル・バラシクロビル)が有効で、発疹数の軽減、発熱期間の短縮が認められます。問題になる副作用はほとんどありませんが、3日以内に開始しないと効果が下がります。ただ、安易に使用すると薬の効かない耐性(たいせい)ウイルスが現れる心配があります。
 かゆみに対しては抗ヒスタミン薬を内服します。フェノール亜鉛華(あえんか)軟膏(カチリ)の塗布が水疱の乾燥を早めるようです。アスピリンは重症の脳症・肝障害を誘発するため禁忌(きんき)で、解熱薬を使用する時にはアセトアミノフェンを用います。
 帯状疱疹に対しては、バラシクロビル(バルトレックス)あるいはアシクロビル(ゾビラックス)内服、ビダラビン軟膏の塗布、疼痛の強い場合は神経ブロックも行います。