小児の結核<子どもの病気>の症状の現れ方

 大人の場合には咳や痰が長く続く時に結核が疑われますが、子どもではそのような呼吸器症状が目立たない場合があります。その代わり、何となく元気や食欲がなかったり、熱が続いたりするなどの全身症状が中心になることがあります。
 大人ではほとんどが肺結核であるのに対し、子どもでは中枢神経系(髄膜炎(ずいまくえん))や全身(粟粒結核(ぞくりゅうけっかく))が侵されることがしばしばあり、大人よりも重症になるおそれが高くなります。

小児の結核<子どもの病気>の診断と治療の方法

 結核菌に感染した人すべてが、結核という病気を発病するわけではありません。むしろ菌は潜伏したままのことがほとんどです。
 しかし、感染後1〜2年の間は発病の危険性が比較的高く、また乳幼児では重症化しやすいために、感染したばかりで発病していない人には抗結核薬(イソニアジド)を半年ほど投与します(化学的予防)。
 実際に発病した場合には、2〜3剤を併用して通常1年間の治療を行います。菌の耐性化(薬が効かなくなること)や副作用を避けるためにも、主治医の注意に従ってきちんと服用しなければなりません。