ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群<子どもの病気>の症状の現れ方

 乳幼児に多く、発熱とともに口や眼のまわりが赤くなり、数日のうちに同部に水疱(すいほう)とびらん、痂皮(かひ)(かさぶた)、そして眼脂(がんし)(目やに)などを認めるようになります。その後、次第に全身の皮膚が赤くなってむけていきます。また、咽頭の痛みや首のリンパ節のはれを伴います。
 成人での発症はまれですが、腎臓の障害や免疫機能の低下がある人にみられることがあり、重症化することが多いといわれています。

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群<子どもの病気>の診断と治療の方法

 原則として入院し全身管理を行いながら、原因の黄色ブドウ球菌に有効な抗菌薬を点滴します。乳幼児の場合、原因菌に効果を示す抗菌薬を選択すれば約1週間で軽快します。病変部からMRSAが検出された場合は、感受性検査の結果に基づいて抗菌薬を選択します。
 外用薬は治療の主体にはなりませんが、白色ワセリンなどで皮膚の炎症の軽減を図り、ガーゼなどで保護します。