成長ホルモン分泌不全性低身長症(下垂体性小人症)<子どもの病気>の症状の現れ方

 通常は成長率の低下と低身長だけです。先天的に重症の成長ホルモン分泌不全がある場合には、新生児期に低血糖が認められることがあります。また、まれに下垂体から分泌されている他のホルモンの分泌不全を伴うことがあり、甲状腺機能低下症性腺機能低下症、副腎機能低下症、尿崩症(にょうほうしょう)などを伴うことがあります。

成長ホルモン分泌不全性低身長症(下垂体性小人症)<子どもの病気>の診断と治療の方法

 成長ホルモンを投与することで、成長率の改善を図ります。成長ホルモンは注射しかないため、遺伝子組替え成長ホルモンを体重1kgあたり0・175mgを1週間の量とし、週6〜7回に分けて投与します。成長ホルモン治療は自己注射が認められているので、小さい時は両親が、大きくなると本人が注射の打ち方を習い、基本的に毎日寝る前に皮下注射します。
 1年目は平均8cmぐらいの身長の伸びが認められますが、2年目、3年目と伸びは落ちていきます。そのため、1〜2年目は他の子どもの背に近づきますが、そのあとは徐々に近づくというくらいの効果です。すぐに正常身長になるというような治療ではありません。長期治療した例の成人身長の平均は、現在の多数例のデータでは、男性で160cm、女性で148cm前後です。