ウイルムス腫瘍<子どもの病気>の症状の現れ方

 しこりがかなり大きくなるまで症状はあまりみられず、ほとんどが入浴時などに家族が偶然におなかのはれやしこりに気がついた時に発見されます。わき腹に表面が滑らかで硬いしこりとして触れる特徴があります。
 一般に、しこりに痛みはありませんが、おなかを痛がったり、吐き気が起こったり、血尿が出ることもあります。また、不機嫌、顔面蒼白、食欲低下、体重の減少、発熱、高血圧などもみられます。肺に転移すると胸部X線写真で丸い不透明な影が認められます。

ウイルムス腫瘍<子どもの病気>の診断と治療の方法

 手術でがんのできている腎臓を摘出します。早期発見の場合には腎臓の摘出後に抗がん薬による治療が続けられ、ほぼ完治します。転移がある場合でも、腫瘍がある腎臓を摘出して抗がん薬や放射線による治療を行うことでかなり治ります。
 両方の腎臓に腫瘍ができた場合、可能であれば腎臓を摘出せず、抗がん薬による治療で腫瘍を小さくしてから腫瘍のみを切除します。
 大人の腎臓がんと違って肺への転移が致命的にはなりません。片側の腎臓は摘出されてなくなってしまいますが、残った腎臓だけで十分機能は果たすことができます。