肝の腫瘍<子どもの病気>の症状の現れ方

 初期には肝臓病の特徴である黄疸(おうだん)がほとんどみられず、おなかの盛り上がりや上腹部のしこりで発見されます。進行すると食欲不振、体重減少、腹痛、吐き気、発熱などが現れます。肝芽腫、成人型肝がんとも血液中のα(アルファ)‐フェトプロテインが増えるので、これが診断の手がかりや手術後の再発の目安になります。

肝の腫瘍<子どもの病気>の診断と治療の方法

 肝臓は再生能力が高い臓器なので、20〜30%の正常な肝臓が残せるようであれば、がんといっしょに肝臓の一部を切除し、手術後に抗がん薬による治療を行います。肝芽腫では抗がん薬治療の効果があるため、最近は手術する前に抗がん薬による治療を行ってがんを縮小させてから、より安全に切除する方法が増えてきました。肝芽腫は早期であれば治癒も期待できます。
 成人型肝がんは抗がん薬の効きが悪く、手術により全摘出できることがほとんどないため、治療が難しいのが現状です。