乳房、乳頭の奇形<女性の病気と妊娠・出産>の症状の現れ方

 出生児に乳頭・乳輪いずれも欠損していればすぐに無乳房症が疑われます。乳頭は思春期以後発達するので、無乳頭症と診断されるのは10代半ば以降です。
 思春期に入っても乳房が発達しないことで、本疾患が疑われます。
 生後はあまり目立たないことが多いのですが、思春期に入るとともに腋の下の部分のふくらみや、ほくろ状の乳頭、乳輪が明らかに認められるようになります。
 思春期になっても乳頭の発達が悪いことや、乳輪内に陥没したままであることで診断されます。妊娠、授乳期まで気がつかない場合もあります。

乳房、乳頭の奇形<女性の病気と妊娠・出産>の診断と治療の方法

 無乳房症であれば人工乳腺を用いた乳房形成手術、無乳頭症ならば乳頭のみの形成を行います。
 人工乳腺を用いた豊胸術を行えば、外見的な症状は改善されます。
 通常は治療する必要はありません。美容上問題がある場合には、切除手術を行うことができます。
 扁平乳頭なら乳頭形成術が必要です。乳頭形成術を行っても授乳は難しいようです。仮性陥没乳頭なら、入浴時などに乳頭を引っ張り出すようにすることで陥没しなくなることもあります。真性陥没乳頭では根治的な手術が必要です。授乳に支障のないように治療するためには、本疾患に精通した形成外科医の治療を受けるべきです。裂状乳頭は、通常は治療をしません。