慢性乳腺炎<女性の病気と妊娠・出産>の症状の現れ方

 乳輪下の腫瘤(しゅりゅう)と乳輪、あるいは乳輪近辺の皮膚から排膿します。この特徴的な臨床症状と、感染巣に通じる瘻孔が認められれば、慢性乳腺炎が疑われます。
 もともと陥没乳頭になっている女性では、授乳経験がなくても本疾患にかかることがあります。

慢性乳腺炎<女性の病気と妊娠・出産>の診断と治療の方法

 一時的な炎症鎮静のためには、抗生剤による治療が有効です。しかし、細菌のコロニーになった乳腺と、皮膚との間に形成された瘻孔をともに切除しないかぎり再燃は必至なので、感染した乳腺と瘻孔を除去します。この時、乳房の変形を来すことがあるので、形成外科的な技術を要する手術になります。
 また、陥没乳頭を放置すると再燃の原因になるので、乳頭形成術を行わなければならないこともあります。慢性乳腺炎の治療は決して安易なものではありません。