乳管拡張症<女性の病気と妊娠・出産>の症状の現れ方

 乳管拡張症の多くは無症状です。一部の患者さんでは乳頭から乳汁のような分泌物を生じることがあります。茶褐色、あるいは血液が混じっている場合は、腫瘍が関係している可能性があるので要注意です。乳がん検診などで実施された超音波により、偶然乳管の拡張を指摘されることが多いようです。しかし、これらはいずれも乳管拡張症に特有の症状とはいえません。

乳管拡張症<女性の病気と妊娠・出産>の診断と治療の方法

 非腫瘍性のものであれば、治療はほとんど必要ありません。ただし、乳管拡張症は将来乳がんを発症するリスクがある病変と考えている病理医もいるので、乳がん検診を欠かさず受診することが重要です。良性腫瘍あるいは炎症性のものであることがはっきり確認できれば、これも経過観察でかまいません。悪性腫瘍が原因であれば、根治的な治療を行います。