PTSD(外傷後ストレス障害)<こころの病気>の診断と治療の方法

 対応としては、一般的なケアと専門的な治療に分けられます。
 一般的なケアとしては、安全、安心、安眠の確保に努め、二次的なトラウマを未然に防ぎ、自然の回復を促進します。PTSDについての心理的な教育も有効です。
 症状が重い急性期には、あれこれと聞き出すことはよくありません。3分の2は半年以内に自然回復するので、生活の支援をしながら温かく見守ることです。
 専門的な治療としては、抗うつ薬の一種であるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などが有効です。また、PTSDの治療のために開発された持続エクスポージャー療法(恐しい体験の記憶に対するコントロール力を回復させて恐怖を軽減する治療法)は国際的にも広く認められていますが、日本ではまだ十分に広まってはいません。