睡眠時無呼吸症候群<こころの病気>の症状の現れ方

 数十秒から時には3分に及ぶ気道閉塞による呼吸停止と呼吸再開時の大きないびきが反復して観察されます。無呼吸中は、胸や腹は呼吸しようと動いていますが、上気道の閉塞によって呼吸はできません。
 起床時には無呼吸による浅眠化や中途覚醒により、熟眠困難(じゅくみんこんなん)、倦怠感(けんたいかん)、頭痛などが起こります。日中には、強い眠気、集中困難、注意力の低下などの症状や、抑うつ、不安などが生じることもあります。無呼吸のため、睡眠による休息が不十分となり、高血圧が起こりやすくなります。さらに、肺高血圧、不整脈、心筋梗塞(しんきんこうそく)、脳梗塞(のうこうそく)などの危険因子ともなります。

睡眠時無呼吸症候群<こころの病気>の診断と治療の方法

 現在最も広く使われている治療法は、経鼻持続陽圧呼吸(けいびじぞくようあつこきゅう)(CPAP)です。睡眠中、マスクを装着して持続的に陽圧を加え、閉塞した上気道を開く方法です。下あごを前方に移動させる歯科装具を用いて、上気道にすきまをつくって換気を助ける治療法や、外科的手術が行われることもあります。肥満が原因と考えられる場合には、減量指導も行われます。