刺創<外傷>の診断と治療の方法

 さまざまな検査で、刺創の損傷範囲を把握します。四肢では、運動・知覚麻痺の有無、関節の可動域の制限や持続する出血を指標に修復を行います。
 胸部では、単位時間あたりの出血量や、呼吸数・血圧・脈拍数・体温(この4項目を生命徴候という)が安定しなければ緊急手術となります。
 腹部では、腹腔中から腸などの臓器や組織の脱出があったり、生命徴候が不安定であれば緊急手術が必要です。
 刺創は、汚染された器物が体内に刺入しているため感染は避けられません。創腔が十分に洗浄できない場合、前述の感染症の発症に注意し、対策を講じます。