びまん性軸索損傷<外傷>の症状の現れ方

 受傷直後から意識がありません。重症例では脳の深部にある生命維持中枢(脳幹(のうかん))が直接侵され、呼吸が損なわれたり急死することがあります。

びまん性軸索損傷<外傷>の診断と治療の方法

 効果的な治療法はありません。脳挫傷や血腫を合併していれば、それに対する治療を行います。合併症を防いで全身状態を保ち、二次的な脳の障害を予防して(脳への十分な血液や酸素の供給など)、脳の回復を期待します。
 予後は一般的に昏睡(こんすい)の持続時間に比例します。受傷から24時間以内に意識の回復がなくて脳幹の障害が認められる場合は死亡率が約6割とされ、生命が助かっても意識障害などの後遺症が残ります。
 びまん性軸索損傷は高次脳機能障害を来しやすく、知能や記憶などの後遺症を残しやすいとされています。詳しくはコラム「頭部外傷と高次脳機能障害」を参照してください。