肋骨・胸骨骨折<外傷>の症状の現れ方

 肋骨骨折では、骨折部位に一致した疼痛(とうつう)および圧痛(あっつう)、腫脹(しゅちょう)、皮下出血が現れ、骨折部を軽く圧迫した時に軋轢音(あつれきおん)(骨折部で骨がきしむ音)が生じることがあります。また、呼吸運動に伴って疼痛が強まるため、患者さんは骨折部のほうに体を曲げ、呼吸の時に患部の胸郭があまり動かないようにする姿勢をとることが多くなります。
 胸骨骨折では、骨折部位に一致した疼痛および圧痛、腫脹、皮下出血が現れるほか、胸骨を上から下へ軽く圧迫した時に骨折部に段差が生じます。

肋骨・胸骨骨折<外傷>の診断と治療の方法

 単なる肋骨骨折であれば、消炎鎮痛薬の内服、冷湿布の貼布(ちょうふ)と固定帯による圧迫固定のみで、多くは数週間で軽快します(図33)。肋骨や胸骨の変位が高度な骨折では、時に外科治療(手術など)が必要になることもあります。