心タンポナーデ<外傷>の症状の現れ方

 胸部を強く打ったり刺されたあと、胸内苦悶(くもん)や胸痛を訴えて発症し、症状が進行すると、頸静脈怒張(けいじょうみゃくどちょう)(頸〔首〕の静脈がふくれる)や奇脈(きみゃく)(呼吸運動に伴い、大きくなったり小さくなったりする脈拍)がみられるようになります。さらに進行すると、意識障害や血圧低下を起こして急激に死に至ります。

心タンポナーデ<外傷>の診断と治療の方法

 心嚢穿刺(せんし)(針をさす)または心嚢ドレナージ(管を挿入して排液する)などを行って一時的に状態の改善を図り、引き続いて開胸または胸骨縦切開(きょうこつじゅうせっかい)をして損傷部の修復を行います。