腎臓損傷<外傷>の症状の現れ方

 受傷直後から腰背部痛と肉眼でもわかる血尿が認められます。後腹膜腔への出血が増えることにより痛みは激痛となり、血圧は低下します。

腎臓損傷<外傷>の診断と治療の方法

 肉眼でもわかる血尿が軽く、血圧が安定している時には経過観察とします。
 輸液により血圧が安定するならば、造影CT検査を行います。造影剤の漏れがみられる時には、患者さんを血管撮影室に移して、血管造影を行います。造影剤の漏れがみられる時には、その動脈をコイルなどで詰めて止血します。
 輸液によっても血圧が安定しない時は、腎臓動脈か腎臓静脈の本幹の損傷であり、緊急手術が必要になります。
 たとえ血圧が安定していたとしても、片側の腎臓がまったく造影されない時や腎盂尿管(じんうにょうかん)移行部の損傷の場合は、緊急手術が必要になります。