気道熱傷<外傷>の症状の現れ方

 上気道型の気道熱傷は、咽頭・喉頭浮腫による上気道の閉塞が起こりやすく、最悪の場合は窒息による呼吸停止をまねくことがあるため、受傷後24時間以内はとくに注意が必要です。
 室内や車内などの閉鎖された空間で火災による熱気や煙を吸入した場合には、皮膚熱傷の有無にかかわらず、気道熱傷を疑わなければなりません。また、一酸化炭素中毒の合併にも注意する必要があり、意識障害が現れることもあります。
 口や鼻の周囲に熱傷がある、鼻毛が焦げている、口腔や鼻腔内にすすがある場合などは、気道熱傷があると考えたほうがよいでしょう。
 さらに、すすの混じった痰、嗄声(させい)(しわがれ声)、喘鳴(ぜんめい)(ヒューヒューといった呼吸音)などがある場合は、気道熱傷の存在は確定的です。