急性心不全(心臓喘息)<循環器の病気>の症状の現れ方

 激しい呼吸困難で発症します。同時に咳と痰が出ます。泡のような痰で、時にピンク色になります。
 呼吸困難は半座位(はんざい)(上半身を起こした姿勢)で楽になり、仰臥位(ぎょうがい)(あおむけ)で悪化します。唇が紫色になり、手足は冷たく、全身に冷や汗をかきます。脈が速くなり、動悸を訴えることがあります。このような状態が急速に出現し、悪化していくことが急性心不全の特徴です。
 急性心筋梗塞では、胸痛や胸部圧迫感が現れます。
 心臓喘息(しんぞうぜんそく)は、急性心不全の症状のひとつで、ぜーぜーと咳き込む症状が起こります。肺うっ血のために気管支が圧迫されることが原因で、喘息と似た症状が起こります。

急性心不全(心臓喘息)<循環器の病気>の診断と治療の方法

 まず、半座位をとります。酸素吸入を始め、利尿薬、血管拡張薬、強心薬を投与します。
 呼吸の状態が非常に悪い場合は、気管内挿管をして人工呼吸を行います。利尿とともに呼吸は楽になります。同時に、原因となる急性心筋梗塞や不整脈(ふせいみゃく)に対する治療が行われます。