房室ブロック<循環器の病気>の症状の現れ方

 ブロックは起こり方によって、持続性のものと時々現れるもの(一過性、間欠性)があります。一過性、間欠性の場合には房室ブロックが現れた時にのみ徐脈(じょみゃく)になります。持続性房室ブロックでは、補充収縮(後述)の出現回数の程度により症状もさまざまですが、徐脈の持続により心不全(息切れ、浮腫など)に至ることもあります。

房室ブロック<循環器の病気>の診断と治療の方法

 薬物・電解質異常・虚血(きょけつ)などの原因の明らかなものはそれを取り除きます。アダムス・ストークス症候群(後述)などによる緊急時には、一時的に心臓を体外から刺激する(ペーシングする)方法が確実です。静脈から電極カテーテルを右心室に入れて、1分間に60回以上刺激します。β(ベータ)刺激薬やアトロピンの投与はペーシング実施まで行える方法です。
 一般的には、第I度ブロックは治療不要です。第II度・第III度ブロックで脳の虚血症状があれば、脈拍数を増やす治療が必要です。徐脈が続く場合には、恒久的にペースメーカーを植え込む必要があります(コラム)。