静脈瘤<循環器の病気>の症状の現れ方

 初期には静脈の怒張(どちょう)(ふくれあがる)だけですが、症状が進むと立位での下肢のだるさやうっ血感、重量感、疼痛、浮腫、筋肉のけいれんなどが出現し、静脈瘤部の知覚異常やかゆみ、かくことによる慢性湿疹(まんせいしっしん)様の皮膚炎なども現れてきます。
 慢性期になると、浮腫、出血、皮膚の色素沈着、難治性潰瘍(なんちせいかいよう)、血栓性静脈炎の急性症状、うっ滞性皮膚炎などが出現し、時に難治性潰瘍(静脈瘤性下腿潰瘍(かたいかいよう))となることもあります。

静脈瘤<循環器の病気>の診断と治療の方法

 初期の軽度のものでは、長時間の立位を避け、弾性ストッキングを着用し、夜間に患肢を挙上する(高く上げておく)ことによって、症状は改善します。
 症状が強く大きな静脈瘤があるもの、うっ血が著しくて下肢の挙上でも改善しないもの、慢性の静脈血行不全があるもの、血栓性静脈炎を繰り返すものなどに対しては、(1)大小伏在静脈の皮下抜去(ストリッピング)、(2)静脈の高位結紮剥離、(3)静脈瘤の切除、(4)硬化薬注入による治療などが行われます。