マイコプラズマ肺炎<呼吸器の病気>の症状の現れ方

 最も特徴的な症状は咳嗽(がいそう)(咳(せき))で、ほとんどすべての症例に認められ、夜間に頑固で激しい咳が現れます。発熱も必発で、ほとんどが39℃以上の高熱が出ます。

マイコプラズマ肺炎<呼吸器の病気>の診断と治療の方法

 マイコプラズマは細菌の一種ですが、一般の細菌とは異なって細胞壁をもっていません。そのため、β(ベータ)‐ラクタム系抗菌薬(ペニシリン系やセフェム系など)は無効であり、蛋白合成阻害を主作用とするマクロライド系やテトラサイクリン系、ケトライド系抗菌薬が第一選択薬となります。また、一部のニューキノロン系薬も有効性が確認されています。
 一方、マイコプラズマのマクロライド耐性株が2000年以降に日本各地で分離されるようになりました。その頻度は、小児科領域で40〜60%にも及んでいるので注意が必要です。
 大部分のマイコプラズマ肺炎は比較的良好な経過をとりますが、時に急性呼吸不全を起こす重篤な症例も認められます。このような重症の場合では、抗菌薬とともに副腎皮質ステロイド薬の併用が有効であるとされています。