粟粒結核<呼吸器の病気>の診断と治療の方法

 治療は標準的な抗結核療法です。進行して急性呼吸窮迫(きゅうせいこきゅうきゅうはく)症候群(ARDS)や気胸(ききょう)を合併することがありますが、治療を適切に行えば、約6カ月後には肺野の粒状影は完全に消えてなくなります。
 初感染に続いて進行する早期蔓延型(そうきまんえんがた)と二次結核症の病巣から散布する晩期蔓延型(ばんきまんえんがた)とが知られていますが、それぞれの例での区別が困難の場合もあります。粟粒結核の胸部X線像では、間質性(かんしつせい)肺炎やがん性リンパ管炎びまん性汎細気管支炎(はんさいきかんしえん)(DPB1124)との区別が必要であり、万一、粟粒結核を間質性肺炎と誤診してステロイド治療を行えば、悲惨な結果になります。