びまん性汎細気管支炎(DPB)<呼吸器の病気>の症状の現れ方

 症状は慢性の痰、咳(せき)、労作時(ろうさじ)の息切れ(体を動かした時に出現する息切れ)です。痰は初期には少ないですが、細菌感染が加わると量が増え、黄色〜緑色などの膿性(のうせい)になります。
 病状が進行すると、さらに痰の量が増加し、安静にしている時にも息切れが出現するようになり、呼吸不全になることもあります。

びまん性汎細気管支炎(DPB)<呼吸器の病気>の診断と治療の方法

 第一選択は、エリスロマイシンの少量長期投与です。それが効かない場合には、クラリスロマイシンなどの他の14員環系マクロライド薬が有効な場合もあります。いずれも、気道炎症を改善させる効果を目的に使用されます。
 咳、痰や気道れん縮に対しては、喀痰調整薬の投与やネブライザーなどによる吸入療法、β(ベータ)刺激薬、キサンチン製剤などの気管支拡張薬が使用されます。痰が非常に多い場合は、体位排痰法や排痰を介助する器具などにより痰の排出を促すことも重要です。気道感染に対しては、βラクタム薬やニューキノロン系抗菌薬、抗緑膿菌抗菌薬などが使用されます。
 また、病状が進行して呼吸不全になった場合には、在宅酸素療法が行われます。