睡眠時無呼吸症候群<呼吸器の病気>の症状の現れ方

 睡眠時の症状として、いびき、無呼吸、寝相が悪いなどがあります。日中の覚醒(かくせい)時には頭痛、眠気、性格の変化などが認められます。
 いびきは、睡眠時に発生する粘膜の振動音で、睡眠時無呼吸症候群を疑う重要な症状です。肥満、アルコール摂取時、睡眠薬などのある種の薬物の服用、アレルギー性鼻炎副鼻腔炎(ふくびくうえん)などの鼻疾患の存在、咽頭扁桃部の炎症などが原因となりえますので、区別する必要があります。

睡眠時無呼吸症候群<呼吸器の病気>の診断と治療の方法

 肥満に対しては体重の減少を図ることが第一で、多くの場合はこれだけで病態の改善が期待できます。上気道の閉塞の原因がアデノイド、口蓋扁桃肥大(こうがいへんとうひだい)や形態異常など、明らかである場合は、手術が行われます。
 睡眠時無呼吸症候群に対しては、経鼻的持続陽圧(けいびてきじぞくようあつ)呼吸が有効です。これは図40のように持続的に陽圧を加えることで、上気道を強制的に開かせておくものです。
 薬物療法により呼吸を促進させることもあります。