未破裂脳動脈瘤<脳・神経・筋の病気>の症状の現れ方

 普通はまったく症状がなく、たまたま検査で見つかります(図12)。動眼(どうがん)神経の近くの内頸動脈に起こると、動眼神経を圧迫して、片側の眼が外方以外には動かなくなり、瞳孔が大きくなり、対光反射がなく、まぶたが下がってくる眼瞼下垂(がんけんかすい)などの動眼神経麻痺の症状が起こることがあります。

未破裂脳動脈瘤<脳・神経・筋の病気>の診断と治療の方法

 日本脳ドック学会のガイドライン(2008)では、(1)余命が10〜15年以上ある、(2)動脈瘤の大きさが5〜7mm以上、(3)動脈瘤の大きさが5〜7mmより小さい場合でも、症状のあるものや特定の部位にあるもの、一定の形態的特徴をもつもの、という条件がそろえば、手術をすすめています。
 頭蓋骨を切開し動脈瘤に直接アプローチする方法が通常ですが、血管内手術を行う場合もあります。また、治療をせずに半年後、1年後などにMRAで経過をみるというのもひとつの方法です。手術の危険性と、放置した場合のくも膜下出血発症の危険性を脳神経外科医と相談して、方針を決めることになります。