顔面けいれん<脳・神経・筋の病気>の診断と治療の方法

 内服治療として、抗コリン薬、抗てんかん薬などがありますが、効果は比較的弱く、短期間で再発することがあります。
 最近、ボツリヌス毒素をけいれんする筋に注射するボツリヌス療法が行われるようになりました。これは細菌兵器として使われることが危惧されているボツリヌス菌からの毒素と同じものですが、治療に使われる量は致死量よりはるかに少量なので、命に関わることはありません。ボツリヌス注射により、けいれんしている筋肉を弱めることがこの療法の目的です。ボツリヌス注射治療は外来でできますが、効果は約3カ月なので繰り返し注射してもらう必要があります。
 脳の血管が脳幹を圧迫している場合、手術が根本的な治療法になります。圧迫している血管と、圧迫を受けている脳幹の間にウレタン樹脂などのクッションを設けて圧迫を取ることが目的です。