髄膜腫<脳・神経・筋の病気>の症状の現れ方

 良性の腫瘍で、かつ脳を表面から圧迫するように徐々に大きくなるため、思わぬ大きさになって発見されることもあります。症状としては、てんかん発作、麻痺、感覚障害、性格の変化などが徐々に現れます。時に、髄膜腫ができる場所により、眼で見える範囲が狭くなったり、眼が見えにくくなったり、顔が痛くなったり、めまいなどの症状が現れます。

髄膜腫<脳・神経・筋の病気>の診断と治療の方法

 手術が基本です。この腫瘍は、頭蓋骨の内側で脳を保護している硬膜(こうまく)と呼ばれる組織に入り込んでいるので、手術ではこの硬膜も切除します。手術前に行われた脳血管撮影で腫瘍に栄養を与える血管が豊富であった場合には、手術中の出血を少なくするために、手術前にその血管を詰める治療が行われることがあります。
 時に重要な神経や血管を巻き込んで腫瘍が大きくなっていることがあります。この場合には、頭蓋骨をドリルで削(けず)ったり、脳の血管にほかの場所から血管を移植したりする特殊な技術が必要になります。また、どうしても手術によって切除することができなかった腫瘍には、手術後に、残った腫瘍に放射線を照射します。