抗悪性腫瘍薬による神経障害<脳・神経・筋の病気>の症状の現れ方

 メトトレキサートは、大量投与や髄腔内(ずいくうない)への反復投与により進行性白質脳症(はくしつのうしょう)、脊髄症(せきずいしょう)を生じ、認知症(にんちしょう)、意識障害、振戦(しんせん)(震え)、失調、けいれん、運動麻痺などを起こします。フルオロウラシル(5‐FU)などのフッ化ピリミジン系製剤も亜急性(あきゅうせい)白質脳症を起こします。ビンカアルカロイド系のシスプラチンは末梢神経の代謝を損い、感覚・運動・自律神経障害が生じることがあります。