先天性内反足とはどんな病気か



 足(足首から先)が、内反、尖足(せんそく)を伴って硬い変形を起こした状態で、出生時にみられます(図7)。

原因は何か

 足部の骨格の形態異常、胎内での足の回旋異常、神経麻痺などの説があります。

症状の現れ方

 内反、内転、尖足の3要素からなる変形がみられます。
 内反とは内側に捻れた状態ですが、正確には、後方から見て踵(かかと)の骨が脛骨(けいこつ)(すね)に対して体の中央寄りに回転した状態です。内転は水平面で足先が親指側に向いた状態、尖足とは足全体が下を向き、足先が上方(甲のほう)に上がらない状態です。
 重症内反足で未治療の場合では、起立時に足底で接地できず、足が裏返って甲で接地して歩行することになります。

検査と診断

 生後間もない赤ちゃんは、力を抜いた状態だと外観的に内反の形を示しますが、通常の力で中間の位置まで簡単に戻ります。しかし、先天性内反足では変形が硬く、通常の力で戻そうとしても中間の位置まで戻りません。
 骨の形の詳細、変形の程度を判定するためにX線検査が行われます。

治療の方法

 発見後、生後間もなくからギプス矯正が繰り返し行われ、軽症の場合は改善できます。しかしギプス療法でも治らない場合も多く、時に手術療法が必要になる場合もあります。

先天性内反足に気づいたらどうする

 治療には高度の専門的知識と技術をもった整形外科医への受診が必要です。