橈骨頭・頸部骨折<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 肘周辺のはれ、皮下出血、痛み、異常な動きなどがみられます。いずれの症状も上腕骨顆上(じょうわんこつかじょう)骨折よりも軽症です。これは、前腕の2本の骨のうち橈骨頸部という外側の一部分が骨折しているだけで、腕尺(わんしゃく)関節という肘の主たる部分が骨折していないからです。

橈骨頭・頸部骨折<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 骨折型により治療法が変わります。
 オブライエン分類の1型は転位(ずれ)の傾斜が30度未満なので、そのまま外固定を行います。2型は30〜60度の転位で、X線で透視しながら徒手整復を行います。3型は60度以上の転位で、手術が必要になることが多くなります。数本の金属鋼線で固定します。
 手術後はギプス固定を行います。固定期間は低年齢時ほど短く、乳幼児では2〜3週、幼稚園児では3〜4週、小学生以上では4週以上必要です。