骨盤骨折<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 骨折部位の痛みのため動けません。内臓に障害が及べば、腹痛が起きたり尿が出なくなります。また、神経が障害されれば足の感覚や動きが悪くなります。

骨盤骨折<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 骨折の分類に従って簡単に説明します。

骨盤環骨折(こつばんかんこっせつ)
 骨盤の環状構造が破壊される骨折で、通常、前方と後方の2カ所で脱臼や骨折が起こり、交通事故や転落事故など大きな外力で発生します。この骨折では内臓の損傷を伴うこともあり、大量出血すると生命に関わる状況も起こりえます。
 その場合は、まず命を救う治療から始めます。骨折の治療は骨折部のずれが大きかったり、不安定な場合に骨折部を金属で固定する手術を行います。

寛骨臼骨折(かんこつきゅうこっせつ)
 骨折が股関節に及んでいる場合の骨折で、骨が癒合しても関節のずれがあると歩行に支障を来すので、ずれをなくすように手術を行います。

恥骨骨折(ちこつこっせつ)、腸骨翼骨折(ちょうこつよくこっせつ)
 恥骨骨折は下腹部にある部位の骨折、腸骨翼骨折は腰の両横にありベルトがかかる部位の骨折です。これらの骨折は、骨盤骨折のなかでも軽いけがで、3週程度の安静で歩行は可能となります。