脛骨近位部骨折<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 受傷直後から痛みがあり、骨折のずれが大きいと歩行ができなくなります。関節内の骨折のために骨折部からの出血が膝のなかにたまっていき、関節が急速にはれ上がります。
 膝関節から脛骨近位にかけての粉砕骨折(ふんさいこっせつ)の場合は、高エネルギーによる外傷であり、不安定性が強く骨折端などで神経や血管が損傷されることもあります。

脛骨近位部骨折<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 骨折のずれがないか、また、ずれがわずかであれば、ギプスで保存的に治療します。しかし、体重がかかる関節内の骨折であることから、2mm以上のずれがあれば手術を行います。骨折によって落ち込んだ部分を持ち上げて関節面を元の位置に戻し、その下の間隙には骨移植を行い、ネジやプレートで固定します(図25)。
 最近は関節鏡を使用して、関節を切開しないで行う方法が普及しています(図26)。