足趾伸筋腱・屈筋腱損傷とはどんな外傷か

 挫創(ざそう)、切創(せっそう)、圧挫(あつざ)などによる開放性損傷(かいほうせいそんしょう)が大部分です。足趾伸筋腱は、足背の皮下のすぐ触れる位置にあるので、損傷機会が多く、比較的軽度の外傷による損傷もあります。一方、足底部は皮下組織が厚いので、深部にある足趾屈筋腱の単独損傷は比較的まれです。

見落としやすい外傷と合併症

 神経損傷を合併することがあります。放置すると、断端神経腫(だんたんしんけいしゅ)が生じ、足全体の疼痛にまで発展することがあるので注意が必要です。

症状の現れ方

 足趾伸筋腱、屈筋腱ともに長・短2本の腱がありますが、長(母)趾伸筋腱あるいは屈筋腱が断裂すると、足趾は屈曲あるいは伸展位(伸びた状態)となり、伸展あるいは屈曲方向への運動ができなくなります。

検査と診断

 創傷の存在、伸展・屈曲が可能かどうかなどで診断します。

治療の方法

 開放性損傷では、基本的に縫合術を行います。

外傷を負ったら

 早期に整形外科を受診することをすすめます。