肘関節靭帯損傷<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 内側側副靭帯損傷のうち、外傷性のものは受傷後すぐに肘が痛くなり、はれが生じ、疼痛のため肘関節の運動が制限されます。野球によるものは、徐々に痛くなって投げられなくなるものと、急に疼痛が生じ(ぶちっと音がする場合もある)、投球が不能になるものがあります。
 外側側副靭帯損傷は、受傷(多くは脱臼)後時間が経過してから(陳旧性(ちんきゅうせい))、肘の引っかかり感や外れかかりそうになる感じなどが問題となります。

肘関節靭帯損傷<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 内側側副靭帯損傷のうち、外傷性のものでは2〜3週間の外固定(がいこてい)を行い、その後、徐々に動かす練習を始めます。
 野球による内側側副靭帯損傷で、急激に疼痛が生じて発症した場合は、外傷性と同様に外固定を行います。投球時の疼痛が原因で投球ができない場合には、手術(靭帯再建術)を行います。
 小児の上腕骨外側上顆剥離骨折を伴う外側側副靭帯損傷には骨片整復固定術が必要です。陳旧性の外側側副靭帯損傷には靭帯再建術を行います。