手指関節靭帯損傷<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 受傷直後から手指に疼痛、はれが生じます。手指を動かすと痛いので、十分に曲げたり伸ばしたりすることができなくなります。

手指関節靭帯損傷<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 不安定性が強くない場合は、2〜4週間外固定を行い、その後、徐々に動かす練習を始めます。X線検査で異常がない場合でも、一定期間の外固定は必要です。不安定性が強い場合は、手術が必要となります。
 とくに、母指MP関節尺側側副靭帯損傷では、靭帯の断端が反転して、母指内転筋腱膜の下にはさまるステナー障害と呼ばれる治癒不能の状態があるので、手術が必要です(図34)。受傷後早期の場合は、靭帯縫合術を行います。完全断裂で3週間以上放置した場合は、断端同士を縫合することが困難で、再建術が必要になる場合があります。