血管腫<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 多くは、比較的軟らかく、ゆっくりと成長する瘤(こぶ)として触れることで病気が見つかります。痛みを伴うことがあるので原因不明の痛みが手足に出てMRIなどの精密検査を行った結果、この病気が見つかることもあります。

血管腫<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 比較的小さなものは経過観察を行うことだけで十分です。サイズが大きい場合などは、悪性腫瘍との鑑別が大切であり、全部取り切らないまでも瘤の一部を切り取って顕微鏡で調べることがあります。
 ひとたび血管腫という確定診断がついた場合でも、痛みなどの症状がない場合は経過をみるだけでよいことが大半です。痛みがある場合、まず鎮痛薬で痛みを和らげることを試みます。
 患者さんの日常生活の邪魔になるなどの場合、切除を考えます。血管腫は血管のかたまりで(図54‐(b))、手術での出血が時に大変多くなり、患者さんが術後貧血になることがあるため、手術適応は慎重に行います。