腱鞘巨細胞腫<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 手の指や足の指に徐々に大きくなる瘤(こぶ)ができることで、患者さんが気づくことが多いようです。痛みはあまりなく、もしあっても強い痛みになることはそれほどありません。関節の運動障害の原因となることがあります。
 悪性腫瘍のような急な成長を起こすことはあまりありませんが、放置しておくと大きくなり、骨や関節を壊していきます。

腱鞘巨細胞腫<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 手術で切除するのが唯一の治療法です。骨や関節、重要な靭帯(じんたい)(側副靭帯)が破壊されている症例や、骨のまわりがすべて腫瘍に取り囲まれている症例は、手術を行っても、関節の機能をすべて回復するのが難しいことがあります。
 こうした進行例では、指先に通っている神経のすぐそばまで腫瘍が迫っていることも多く、手術で神経の障害が出ることもあります。こうしたことから、この腫瘍を疑った場合は、小さいうちに手術するのがよいと考えられます。